クレジットカード現金化の失敗体験まとめ~後悔した人のリアルな声を掲載

第1 クレジットカード現金化に関する失敗体験談まとめ

急な出費などのためにクレジットカードの現金化をしてみたいが、「グレーな手段」ともいわれるし何となく不安な方は多いでしょう。
私自身も初めて現金化を試す前は不安でいっぱいでした。
クレジットカード現金化はできれば避けたい資金調達手段ですが、上手く利用すれば便利なものです。
しかし、当然、通常の資金調達手段とは違ったリスクがあります。

クレジットカード現金化にはどのようなリスクがあるのか?
以下では、私が実際に調べたり見聞きした失敗体験談をご紹介します。

参考記事:クレジットカード現金化の失敗体験

1 クレジットカード現金化とは

失敗体験をご紹介する前に、まずは基本を押さえておきましょう。
クレジットカード現金化とは、(1)クレジットカードのショッピング枠で商品を買い、(2)買った商品を転売することで、(3)現金を得る方法です。

上記(1)〜(3)を自分自身ですることも出来ますが、その場合、時間もかかり、いくら現金を作ることが出来るか不確実な上、カード会社や家族・身内にもバレやすいといったデメリットがあります。

そこで上記(1)〜(3)の手順を代行してくれるのがクレジットカード現金化業者です。

2 失敗のポイント

換金を目的としたショッピング枠の利用はカード会社が禁止しています(日本クレジット協会HP参照)。
カード会社に対するカード利用者の信用情報を偽ることになるためです。
「クレジットカード現金化はグレー」といわれるゆえんです。

クレジットカード現金化は、自分で現金化をするにしても、業者に頼むにしても、リスクの大きな資金調達手段です。
そうした手段を実行するときに重要なことは、リスクを漠然とした不安にとどめておくのではなく、リスクとしっかり向き合い、どのようなリスクがあるのかをしっかりと把握した上で、慎重に実行することです。

以下では、「クレジットカード現金化という資金調達手段それ自体にありがちな失敗体験」と「クレジットカード現金化業者選びでありがちな失敗」に分けてクレジットカード現金化にまつわる失敗体験談をご紹介します。

参考サイト:日本クレジット協会HP

第2 クレジットカード現金化に関する失敗体験談

ここでは、特に自分自身でクレジットカードの現金化をする場合を念頭において、「クレジットカード現金化という資金調達手段それ自体にありがちな失敗体験」を私自身の実体験や見聞きした経験をもとにまとめています。

1 カードの決済処理が拒否された

(1)具体例

ある日、私がクレジットカード現金化を試みた際、決済処理が突然拒否されました。依頼していた商品購入がキャンセルされ、計画が台無しになったことがあります。

(2)原因

決済拒否の原因は、現金化業者に現金化を頼んだ額が、私が利用していたカードに設定されていたショッピング枠の限度額を超過していたことです。
そのときは、他にもまとまった出費があり、正確にショッピング枠の残額を把握しないまま現金化をしようとしていました。

また、私自身はまだ未経験ですが、カード会社が異常な取引と判断したため、決済が拒否された事例も聞いたことがあります。
多額または頻繁な取引はカード会社から不正利用と疑われることがあります。

(3)対策

ショッピング枠不足による決済拒否を避けるためには、まず、現金化に利用しようとするカードについて設定されたショッピング枠の残額を正確に把握しておくことです。
利用しているカード会社のウェブページや案内電話番号で確認することが出来ます。
また、日頃からきちんとカード利用記録を家計簿などにつけておくことも計画的な利用のためには重要です。

不正利用を疑われることを防ぐには、一度に大きな現金化をしないことが重要です。
自分で現金化するときは、換金率が高く現金化によく利用される商品を、短期間に、何度も、同じ場所で、たくさん購入して現金化することは避けましょう。
現金化を疑われるリスクの高い商品をあらかじめ把握しておくことも重要です。
また専門の現金化業者を利用すれば、そうしたリスクを減らすことができます。

2 思ったより換金率が低かった

(1)具体例

高い現金化率を期待してブランドものの商品を購入し転売したのに、実際には期待したほどの値段で売れず、思ったように現金化できなかった。

(2)原因

これもありがちなミスですが、バレないように現金化をしようとすればどうしても遭遇してしまう失敗です。
不審な取引であると疑われないようにショッピング枠を利用すれば、便利だからと何度も同じ商品やギフト券を購入するわけにはいきません。
そこで自然と相場のよく分からない高額なブランド品を買って転売しようとすることになるわけですが、相場のよく分からないものを買うのだから失敗はつきものです。

(3)対策

転売しようとするものの相場をよく調べましょう。
カード、腕時計や特殊な道具など、趣味や仕事を通じて日頃から慣れ親しんだものの中から、そこそこ値が張り流通市場も発達している物について、日頃から大体の相場感覚を把握しておけば便利です。

3 クレジットカード現金化が家族にばれた

(1)具体例

クレジットカード現金化のために購入した商品が家に届き、普段買わないものなので家族に疑われ、クレジットカード明細を見られたことをきっかけに、現金化が家族にバレた。

(2)原因

私自身はありませんがありがちな失敗体験談です。
クレジットカードの現金化のためには高額なブランドものを買うことが多くなります。
しかし普通に生活していればそうしたものを買うことはめったにありません。
家族に見つかれば訝しまれることは防げません。
男性なら「浮気や不倫でもしているのか?」といった疑いを晴らすために、カード現金化を白状するハメに追い込まれることもあります。

(3)対策

まず、物を買って現金化する際には、できれば見つかっても家族に怪しまれないものを買って現金化することです。
買ったものの管理と、できるだけ早く処理してしまうことも重要です。
また、クレジットカードの明細もしっかり管理しておきましょう。
家族と共有するカードをクレジットカードの現金化に利用することは絶対にやめましょう。
即バレます。

4 カードが利用停止された

(1)具体例

友人がクレジットカードで現金化を行ったあと、カード会社から利用停止の通知が来て、大変困っていました。

(2)原因

クレジットカードの現金化はカード会社によって禁止されています。
現金化による不正利用がカード会社に疑われたり、規約違反と判断されることがあります。

(3)対策

不正利用を疑われないように注意深く現金化を実行することが大切です。
しかし、自分で出来る現金化バレ防止策には限界があります。
信頼できる現金化業者に頼めば、そうした手間を減らすことができます。
もっとも、現金化業者に頼む際には、信頼できる業者を慎重に選ぶことが大切です。

5 返済が苦しくなり信用情報にキズがついた

(1)具体例

現金化を繰り返し、高額な返済が困難になり、カード会社への支払いが滞り、信用情報にキズがつき、10万円以上の買い物ができなくなった。

(2)原因

クレジットカードの現金化は、実態としては、高利のキャッシングと変わりありません。
たとえば、10万円のショッピング枠を利用して、7万円の商品を買い、8万円の現金化に成功したところで、カード会社に対して返済しなければならないのは10万円に変わりありません。

(3)対策

クレジットカードの現金化による資金調達は、最後の頼みの綱として、できるだけ利用しないようにしましょう。
どうしても利用する際にも、返済能力を超える現金化は避け、返済計画をしっかりと立ててから利用することが重要です。

第3 クレジットカード現金化業者選びに関する失敗体験談

ここでは、クレジットカード現金化業者に現金化を依頼した場合を念頭に「クレジットカード現金化業者選びでありがちな失敗」をご紹介します。

1 換金率が思っていたよりも低かった

(1)具体例

友人がクレジットカード現金化業者を利用した際、あらかじめ知らされていた換金率よりも実際に受け取った金額がかなり低く、怒っていた。

(2)原因

友人の場合は単にクレジットカード現金化業者との契約内容の確認不足でした。
しかし、業者によっては隠れた手数料や、換金率に相当な幅があることがあります。

(3)対策

契約内容をよく確認しましょう。
少なくとも、換金率、手数料そして換金の方法についてはよく確認しておきましょう。

2 商品を受け取れず契約破棄になった

(1)具体例

知人がクレジットカード現金化サービスを利用した際、現金化業者から送られてきた商品を受け取れず、結果として契約が破棄されることになった。

(2)原因

クレジットカードの現金化サービスでは、(1)業者が現金化を望む利用者のクレジットカードを利用して商品を購入し、(2)購入した商品を利用者に送付し、(3)利用者が受け取った商品をさらに現金化業者に返却し、(4)当該商品の買い取り代金として現金が支払われる、といった手順が踏まれることがあります。
その場合、業者に対してクレジットカードの現金化を申し込んだ利用者が(2)の段階で商品を受け取ることが出来なかった場合、それ以後の段階を踏めないため、現金化が出来ないことになります。

(3)対策

商品を受け取ることが出来ない理由は、そもそも現金化業者が商品を購入していない、配送トラブル、家族にバレそうになったため受け取ることが出来なかった、指定住所で受け取ることが出来なかったなど様々です。
仮に、商品を購入したものの、それ以後の段階に進むことが出来ず、現金を得られなかった場合、カード会社への支払いだけが残ることになり、最悪です。
こうした事態を避けるためには、事前に業者の評判や実績をよく調べ、信頼できる業者を選ぶことはもちろんのことですが、契約の際に以下のポイントを確認することも有効です。

・現金化の方法(申込者との間で実際に商品の受け渡しを経るか)
・商品の受け渡しを経る場合、利用する配送会社、住所指定は出来るか等
・現金化に失敗した際の保証対応(業者側に原因がある場合はどうか、申込者に原因がある場合はどうか、など)

ちなみに、現金化の方法としては、煩雑にも思えますが、商品売買の介在は確実にされている方が安全です。

3 現金化業者の利用が家族にばれた

(1)具体例

家族に内緒でクレジットカード現金化サービスを利用していたが、クレジットカード明細を見られてクレジットカード現金化業者の利用がバレた。

(2)原因

現金化業者によってはクレジットカード明細にネットなどで広告されている業者名がそのまま記載されてしまうことがあります。
また、業者からの頻繁な連絡で利用が露見することもあります。

(3)対策

クレジットカード現金化業者を選ぶ際は、取引のプライバシーに配慮しているかどうかを確認することが大切です。
プライバシー保護を徹底している業者であれば、家族にバレるリスクを最小限に抑えることができます。
おおむね以下のようなポイントに注意すると良いでしょう。

・クレジットカードの明細にはどのような名称が記載されるか
・連絡方法・時間の指定は出来るか

4 変な営業電話やDMが増えた

(1)具体例

(2)原因

(3)対策

5 高額なキャンセル手数料を請求された

(1)具体例

クレジットカード現金化サービスを利用した後、突然、多数の営業電話やダイレクトメール(DM)が増え始めた。

(2)原因

現金化業者に連絡先を提供した際、個人情報の取扱いについての確認を怠っていた。

(3)対策

利用しようとする業者における個人情報の取扱いをしっかりと確認しましょう。
クレジットカード現金化業者はいうまでもなく個人情報保護法における「個人情報取扱業者」にあたり、個人情報の利用目的を本人に通知し、または公表することを義務付けられています。

6 詐欺・悪徳業者に騙された

(1)具体例

クレジットカード現金化サービスの利用を申し込んだが、思ったより現金化率が低かったので、キャンセルを申し込んだが、予想外の高額なキャンセル手数料を請求された。

(2)原因

事前に契約内容を十分に確認せず、キャンセル料に関する規定を見落としていた。

(3)対策

クレジットカードの現金化は業者にとっても不確実で手間のかかる方法です。
悪質な業者は、現金化率に不満を抱く利用者の対応を見越して、不当に高額なキャンセル料を設定していることもあります。
こうしたトラブルを避けるためには、契約時に条件を細かく確認しておくことが重要です。

さらに悪質な業者の場合、不当なキャンセル料の支払いを拒むと、個人情報をネタにおどされたり、さらに不当・違法な要求をされることもあります。
事前の情報収集を徹底し、信頼でき実績のある現金化業者を選ぶことが大切です。

第4 よくある失敗を回避するポイントまとめ

これまでご紹介した失敗体験談をもとに、よくある失敗を回避するポイントを最後にまとめます。

1 クレジットカードを自分で現金化する際のポイント
① クレジットカード現金化のグレーさをよく理解する:当サイトも参考に、なぜ「現金化はグレー」なのかしっかりと理解し、リスクを把握した上で行動しましょう
② ショッピング枠の残額をしっかりと把握する:無理のない利用のためにも、現金化に使うカードの利用状況はあらかじめしっかりと把握しておきましょう
③ 換金率をシビアに見積もる:商品購入による現金化では、実際に手に入る現金は予想より低くなることはありがちな失敗です。商品の再販価値や手数料を考慮してシビアに見積もることで期待外れを減らしましょう。
④ 現金化のために信頼できる商品を選択する:再販しやすく価値が安定したものを選ぶことが重要です。
⑤ 返済計画を策定しておく:カード利用代金の支払い遅延などで信用情報にキズを残さないために、現金化後の返済計画をしっかりと立て、計画的に利用しましょう。

2 クレジットカード現金化業者を利用する際のポイント
① 業者の信頼性を確認する:業者のウェブサイトに住所や代表の記載がされているか、グーグルマップなどのサービスに口コミはあるかなどよく確認しましょう
② 契約条件を徹底的に確認する:本ページに記載したポイントを中心に、契約条件をしっかりと確認するようにしましょう
③ 怪しい事前料金の要求などに注意する:信頼できる業者が高額な事前料金や不当な手数料を要求することはまずありません。異様に高額な事前料金などを請求されたりした場合、詐欺を疑いましょう。
④ 過度な宣伝文句に警戒する:「高額換金保証」「即日現金化」など、過度に魅力的で法的に問題がありそうな宣伝文句を掲げる業者には注意しましょう。
⑤ 個人情報の取扱いを確認する:個人情報の取扱いが公開されているか、管理方法や利用目的を教えてくれるか確かめましょう。
⑥ 過去のトラブル情報を調べる:インターネット検索、SNS上の口コミ、消費者保護団体の情報を利用して、過去にトラブルがないか調べましょう

クレジットカード現金化は難易度もリスクも高い資金調達手段です。
現金化業者を利用すればより確実に現金化することができますが、トラブルもつきものです。
上手な現金化業者選びが現金化の最大のポイントとも言えるでしょう。

参考サイト:TOP現金化